シール材は身近な物に良く使われる
シール材は液体や気体を微細な隙間から漏らさないために使われており、身近な存在ではレシプロエンジンで多用されております。
ピストンの外周にはピストンリングがありますし、フレームにはガスケットや液体ガスケットが使われているのです。
その他にはガソリンが漏れないようにオーリングやパッキン材なども使われており、基本的に内燃機やガソリンラインや気化のためのキャブレターやインジェクションなどの部品には、類似したパーツが液漏れや空気漏れなどを防いでおります。
たとえばパッキン類が傷んでしまうとオイル漏れやガソリンが溢れてしまいますし、気化する装置が劣化すると二次エアなどを吸ってゴミが入ってしまうし同調が狂ってしまうのです。
不調の原因はこうしたゴムパッキンやシール材の劣化が原因かもしれません。
機械部品だけではなく水場などでもシーリング材やコーキング材が使われており、住宅が腐食することを防いでくれております。
こういった処理もシール材の一種でありますし、加工をすることで衛生面や耐久性が上昇するのです。
素材的にはシリコンやアクリルやポリウレタンなど、化学素材が原料になっております。
シーリング材は耐熱性や柔軟性に優れており、密着性が高く隙間を埋めてくれるのが特徴です。
耐久性は10年程度あるものの、太陽光の紫外線を長時間浴びると劣化が進んでしまいます。
表面にひび割れが入ったり、触ると柔軟性が減少すると交換時期が近くなります。