透水性コンクリートの使用用途と特徴
透水性コンクリートは、主に道路に使われるもので通常のコンクリートであれば隙間なく密になり、雨が降れば水が溜まりやすいですが、透水性は多くの隙間をもつ構造です。
見た目は、砂利の形がはっきりと見えていますがしっかりと固まっています。
使用用途では、道路以外でも駐車場や広場など多岐にわたり使用場所を選びません。
大きな特徴は、降雨時に水のはねが少なく夜間のヘッドライトによる反射も軽減でき視界性が向上します。
隙間があるのに、潰れる事もなく排水機能が長時間にわたり持続します。
最大の特徴である透水性は、高速走行時に危険なハイドロプレーニング現象を緩和する事です。
水が溜まる事を抑えられるのでタイヤのグリップ力も発揮でき、事故防止にも大きな役割を果たします。
更に多孔質なので低騒音性能にも優れた材料です。
また、近年問題となっている集中豪雨に対してもアスファルトで固められた土地よりも浸透性があるので、若干の緩和が期待できます。