FRP管の特徴と導入事例について

一般的な建築物や住宅から出る排水は、トイレからの排水の汚水や風呂や台所などからの雑排水があります。

これらの排水には、硬質塩化ビニール管や外面ライニング鋼管、亜鉛メッキ鋼管などがあって、設置場所に応じて管の選択がなされます。

調理室や厨房などからの排水は高い温度の雑排水になるので、耐熱仕様の塩化ビニール管や亜鉛メッキ鋼管が選ばれます。

プラントや工場などでは一般的な汚水や雑排水などの生活排水だけでなく、酸やアルカリ度の高い液体や化学薬品が溶解した液体を排水することがあります。

規模が大きな施設では排水する量も膨大になるため、配管径も大口径になってしまいます。

特殊で大容量の液体の排水には、仕様が耐食性に富んでいて軽量であることが必須であります。

フジFRPパイプは、大規模工場やプラントにおける排水に最適なFRP管です

求められている耐食性や軽量の双方の特徴を有するだけでなく、対候性と耐熱性にも優れた製品です。

排水の温度も高温のみならず氷点下摂氏80度にまで耐える仕様で、熱膨張係数が小さいことから温度変化によって配管のゆがみや収縮が発生しにくいことも特徴です。

現在プラントに配置されている既存配管を交換する場合、管径だけでなく配管の経路や布設状況や搬入条件にも追随させる必要が生じますが、このFRP管であればそのような条件に合わせてオーダーメイドで設計ができ、既存管の適切な交換作業ができます。

軽量であるため搬入や設置作業も容易に行うことができ、短期間で工事を完了できるうえに工事費の大幅な削減にも寄与しています。